インタビュー

保健学研究科長インタビュー~男女共同参画を語る~

【とき】平成27年11月26日(木)

【場所】昭和キャンパス・まゆだま広場

【インタビュー】村上 博和 保健学研究科長

【インタビュアー】永井 弥生   男女共同参画推進室副室長
嶋田 淳子   男女共同参画推進室員
長安 めぐみ  男女共同参画推進室講師

保健学研究科における男女共同参画の取組について

嶋田:保健学研究科は女性教員が50%以上ですが、男女共同参画の活動についてどのように感じていらっしゃいますか。

村上:本当にアクティブにしっかりやられていると思いますね。まゆだま通信も必ず回っていますし、皆さんにかなり周知されているのではないですか。また、研究支援のサポート制度も非常にいい試みだと僕は思っています。

永井:研究科として「こういうところをしっかりやりたい」というところはありますか。

村上:研究ですかね。保健学科は教育デューティーが多く、助教に非常に負担がかかっています。実習に時間がとられ研究が夜しかできないので、昼間の研究時間を確保できるようにしなければいけないとは思っているのですが。

長安:ちょうど助教の方は子育て期に当たりますね。

村上:産休・育休に関してはしっかり取れて、代わりの教員が来ていただけるので、その点は大丈夫になりました。昔に比べると、男性側の理解もだいぶ変わっているのではないでしょうか。一生懸命やっている方がくすぶってはしかたがないので、会議や行事などに関しては細かく分けすぎないで、全体でカバーし合うような形にした方がいいのではないかと思います。

嶋田:女性研究者のレベルアップという点で何か取組がありますか。

村上:保健学研究科は研究者・教育者を作ることを目標として、研究をする大学に位置づけられています。これは女性だけではないのですが、英文論文を1個以上書けば研究費補助というシステムを作っています。

永井:先生は個人的には、男性の家庭への関わり方や、育児への参画など、どのようにお考えですか。

村上:僕は古い人間だったので(笑)、子供の出産のときに休むなど、もってのほかだと思っていました(笑)。今は、働きやすく、休みやすくなったかと思います。

保健学研究科の学生への期待

長安:保健学科の女子学生の皆さんは非常に積極的な印象があります。

村上:自分たちが指導者にならなければいけなと思う子たちが、それなりの比率を占めていますので、その点はありがたいです。今後、彼らが日本を引っ張っていくのではないかと思っています。うちの出身者で教育者・研究者になった方がたくさんいますので、もっと増やしていければと思います。

長安:大学院進学につなげていくようなことが、大切だということですね。

村上:そうですね。大学院に行くことを勧めています。自分の職種に対して知識と技術を持ち、それに基づいた、しっかりした発言能力を持たないとだめだと思います。保健学の分野は、後発の学問なので、まだまだ研究者・指導者がいないのですが、うちは、しっかりした先生方がいらっしゃるので、よいロールモデルになると思います。

嶋田:最後に、今後の抱負についてお聞かせ下さい。

村上:女性の研究者・教育者をしっかり育成し、それに基づき女性の発言力や活動範囲が広がれば、当然男性も、同等に家庭内の仕事をするようになりますので、女性と男性が同じような職場環境、家庭環境で過ごせるようになるのではないかと思います。地道なところからの努力で、まず研究をし、業績を上げ、女性教員、女性医療人の発言力や行動範囲、活動範囲を広げ、それをモデルにして一般社会に広げていくことかなと思います。

永井・嶋田・長安:ありがとうございました。